[質問] アロマテラピーの注意点は?

(アロマセラピスト 小西梓惺より)


楽しく心地よくいい匂いで、こころとからだのバランスがとれる、「アロマテラピー」。


毎日の生活に、手軽にとりいれられるのが、魅力のひとつです。


100%天然の植物から抽出されたものだから、もちろん体にとっていいものですが、
どんなことでもルールがあるように、
アロマテラピーにも、安全に使うためのルールがあります。


アロマテラピーの注意点を、わかりやすくまとめてみました。


  1.エッセンシャルオイルの原液は飲まない。

  2.エッセンシャルオイルの原液を直接、皮膚に塗らない。

  3.目などの、粘膜の使用はやめましょう。


  4.エッセンシャルオイルの瓶のキャップはきちんとしめて、
直射日光はさけて、冷暗所に保管しましょう。

  5.小さな子供さんや、ペットの手の届かないところに置きましょう。

  6.柑橘系のエッセンシャルオイルを使う際の注意点。

  7.エッセンシャルオイルは薬ではありません。

  8.使用前には、パッチテストをしましょう。


アロマテラピーをする上で、とても大切なことです!


必ず守りましょう!


それでは、アロマテラピーの8つの注意点を、詳しくみていきましょう♪




1.エッセンシャルオイルの原液は飲まない。

肝臓や腎臓の解毒機能に、負担をかけることがあります。


絶対に、飲まないでください。




2.エッセンシャルオイルの原液を直接、皮膚に塗らない。

エッセンシャルオイルは、植物の有効成分が、高濃縮されています。


中には、薄いプラスチックにつけると、溶かすこともあるほどです。


皮膚に用いるときは、必ず薄めて使います。


エッセンシャルオイルの売り場で、何度か見かけたことがありますが、
香水ではないため、いい匂いだからと手首など、体につけることはやめましょう。




3.目などの、粘膜の使用はやめましょう。

もし、誤って入った場合は、
たくさんの流水ですすいで、速やかに病院へ行きましょう。




4.エッセンシャルオイルの瓶のキャップはきちんとしめて、
直射日光はさけて、冷暗所に保管しましょう。

エッセンシャルオイルは、揮発性(常温で、香り分子が蒸発すること)のため、
きちんとキャップは閉めましょう。

熱や光にも弱いので、涼しく暗い場所で保管します。

アロマテラピー専門店では、
エッセンシャルオイル専用の収納木製ケースなども扱っています。

また匂い移りしないように、タッパーなどに入れて冷蔵庫に入れてもいいです。




5.小さな子供さんや、ペットの手の届かないところに置きましょう。

誤飲などのトラブルのもと。


置き場所には、気を配りましょう。




6.柑橘系の精油を使う際の注意。

レモン・オレンジ・ベルガモット・グレープフルーツなどのエッセンシャルオイルには、
使用した後、日光に当たると、肌を刺激(発赤、かゆみ、しみなど)する場合があります。


外出などされる時には、使用を控えるか、
もし使用しても、半日くらいは日に当たらないようにしましょう。




7.エッセンシャルオイルは薬ではありません。

いくらエッセンシャルオイルが、
さまざまに、私たちの心身に働きかけるといっても、薬品ではありません。


急性の症状・・・


高熱、嘔吐、激しい痛みや外傷は、速やかに、医師の診断を受けましょう。




8.使用前にはパッチテストをしましょう。

植物油(マカダミア、ホホバ、スィートアーモンドオイルなど)小さじ一杯(5ml)に、
エッセンシャルオイルを1滴垂らして、よく混ぜたものを、二の腕の内側に塗ります。


その上から、ガーゼやバンドエイドでカバーして、半日ほどおいて様子を見ます。

      
もし何も起こらなければ、そのエッセンシャルオイルは使用しても大丈夫です。^^


(ただし原液塗布は、何度も言うように厳禁です!)


発赤やかゆみなどの異常がでたら、
速やかにたくさんの流水ですすいで、成分を洗いましょう。


そのエッセンシャルオイルは、あなたの体の使用には向いていないので、
嗅いだり、お部屋に香らせるだけに留めましょう。





     
エッセンシャルオイルは、
私たちを治療するためではなく、ケア(予防)をしてくれるツールです。


楽しく心地よく使うためにも、ルールを守りましょう。^^




     ♪     ♪     ♪     ♪     ♪     ♪     ♪     ♪




(ハイジ)

エッセンシャルオイルは、飲んではいけないのですね。

なんか、エッセンシャルオイルを飲めるって、な〜んとなく、聞いたことがあるのですが?


(梓惺)

フランスでは、エッセンシャルオイルの抗菌・殺菌作用を利用して、内服しています。

もちろん薬局には、エッセンシャルオイルの内服医がいて、きちんと管理されています。

日本では、エッセンシャルオイルは、医薬品として扱われておりませんし、

自己判断のもとで内服すると、
上記のように、肝臓などにエッセンシャルオイルが蓄積されることもあります。

服用以外の方法でも、エッセンシャルオイルは、とても心身に有効です。

是非、そちらで試してみて下さいね。^^


(ハイジ)

確かにお薬も、適量で正しい使い方だと体を治してくれますが、
使い方を間違うと、毒になるって言いますもんね。

またエッセンシャルオイルは、直接肌につけてはダメなのですね。

もし知らないと、エッセンシャルオイル売場で香りを嗅いでいると、
ついつい香水感覚で、肌につけるとどんな香りになるんだろう・・・と、
肌に直接つけてしまいがちですね。

気をつけます・・・。^^;


(梓惺)

傷や火傷(やけど)などの治癒・殺菌のために、
ラベンダーとティートリーだけは、直接肌につけても大丈夫ですが、
それ以外の目的での使用は、絶対にやめましょう!


(ハイジ)

はい!気をつけます。

くわしく教えてもらったので、注意事項はわかりました。

でも、誰でもアロマテラピーをやっていいのですか?


(梓惺)

それでは、もう少し、くわしくお話していきますね。


「アロマテラピー、もっと知りたい!」目次(サイトマップ)に戻る

「アロマテラピー、もっと知りたい!」トップページに戻る

edit