[質問] どんなキャリアオイルがあるの?
(アロマセラピスト 小西梓惺より)
エッセンシャルオイルの芳香成分だけでなく、
キャリアオイル自体の栄養もたっぷり取り込める、アロマテラピートリートメント。
脇役と思われがちなキャリアオイルですが、
あなたのコンディションに合わせて選ぶと、さらに、健やかさや美しさにつながります。
では、初めての方におすすめの、キャリアオイルを、いくつかご紹介していきますね♪
・マカデミアナッツオイル
・ホホバオイル
・オリーブオイル
・スイートアーモンドオイル
・小麦胚芽オイル(ウィートジャームオイル)
・ローズヒップオイル
・セントジョーンズワートオイル(ハイペリカムオイル)
◆マカデミアナッツオイル
学名 Macadamia internifolia
科名 ヤマモガシ科
抽出部位 果実
加齢とともに失われていくという、「パルミトレイン酸」がたっぷり入っており、
肌の保湿や血行・リンパの流れを、良くしてくれます。
肌への浸透力も高く、酸化しづらいオイル。
お値段もお手頃なので、初心者の方にはおすすめです。
◆ホホバオイル
学名 Simmondsia chinensis
科名 ツゲ科
抽出部位 種子
ステアリン酸、パルチミン酸などを含み、肌の奥まで浸透しやすく、軽い感触です。
保湿や皮脂のバランスも調えてくれるので、
フェイシャルやボディ・ヘアケアなど、さまざまに使えます。
酸化しづらく、変質しにくいのも特徴です。
◆オリーブオイル
学名 Olea europaea
科名 モクセイ科
抽出部位 果実
オレイン酸やルノール酸など含まれているので、
乾燥やしわ予防だけでなく・炎症やかゆみを鎮めてくれます。
少し、粘性があるので、
感触が軽いオイルとブレンドすると、使いやすくなります。
食用オイルで、冷圧搾(熱処理されてなく、
化学的な加工もされてないもの)された新鮮なものなら、使用も可能です。
◆スイートアーモンドオイル
学名 Prunus amygdalus
科名 バラ科
抽出部位 果実
オレイン酸やリノール酸、ビタミンが豊富なため、
炎症・かゆみを抑えたり、疲労のための滋養に良いオイルです。
肌を柔らかくしてくれるので、このオイルも、全身に向いています。
品質も比較的安定しており、感触が少しオイリーですが、
トリートメント後にティッシュオフなどすれば、大丈夫です。
◆小麦胚芽オイル(ウィートジャームオイル)
学名 Triticum vulgare
科名 イネ科
抽出部位 種子の胚芽の部分
リノール酸、オレイン酸、パルチミン酸、ビタミン・ミネラルが豊富なオイルで、
血行促進や抗酸化作用(からだのさび付きを抑えること…
それが進むと、がんや高血圧などの生活習慣病を引き起こします)がありますが、
多少匂いがあり、粘性も高いので、
他のオイルに10%くらいブレンドするといいでしょう。
そうすると、酸化剤となって、品質の劣化を抑えます。
◆ローズヒップオイル
学名 Rosa rubiginoza、Rosa canina
科名 バラ科
抽出部位 種子
リノール酸や、α−リノレン酸が豊富なので、
肌の潤いや皮膚細胞を成長促進し、
乾燥やしわ、日焼けに役立ってくれるので、フェイシャルに良いでしょう。
酸化しやすいので、保存は必ず冷暗所に。
ほかのキャリアオイルとブレンドしても、たっぷりの栄養分が望めます。
◆セントジョーンズワートオイル(ハイペリカムオイル)
学名 Hypericum perforatum
科名 オトギリソウ科
抽出部位 花と葉
原料の花を、オリーブオイルやサフラワーオイルなどにつけ込んでつくられます。
(これを「浸出油」といいます。)
ハイペリシンが含まれているので、古代から傷や打撲に使われており、
鎮痛や利尿作用があるので、
神経痛やリウマチ、またデトックス(老廃物の排除)の効果があります。
品質劣化しやすいので、保存には注意しましょう。
他のキャリアオイルとのブレンドにも、向いています。
(梓惺)
まだ他にもたくさんの種類があるのですが、
上記のものは、とても使いやすいキャリアオイルです。
(ハイジ)
エッセンシャルオイルもたくさんの有効成分が入っているのに、
キャリアオイルもそれに負けないくらい、栄養がつまっているんですね。(驚)
(梓惺)
ええ。
栄養がいっぱいあるということは、酸化しやすいくもあるということなんですね。
酸化したオイルは、成分的にも悪くなるばかりじゃなく、変な香りになります。
てんぷらで使った油を、しばらくそのまんまにしておくと、変な香りがしますよね。^^;
(ハイジ)
あー、確かに、嫌な匂いがしますね。(苦笑)
じゃあ、楽しくトリートメントをするためにも
やり方や保存の方法など、もう少し注意点が知りたいです。
(梓惺)
それでは、トリートメントのやり方を、ご紹介しますね。
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